年末にふと浮かぶ細かすぎるお願い
2019.12.13更新
今年が終わろうとしていますね。
改元のどんちゃん騒ぎが遠い昔のように思うくらい,今年1年は長かった。
年を取ると1日が過ぎるのが早くなると言いますが,さすがに1年スパンは早くならないようです。
あぁ,そうだ。今年の年末休業についてはトップページに掲載しておきましたので,ぜひご覧ください。
(このブログの読者がそんなことに興味がないことはよーく知ってますよ。ただのプチアピりですよ。)
さて,年の瀬になると,本来であれば今年1年間を振り返ったり,来年の抱負を述べたりするのでしょうが,人間としての器が旅館で出てくる茶碗くらい小さい私にとっては,全く無縁の事柄であります。そこで,今日は,最近感じたお願い事と多少の案内を述べて,師走らしいブログ記事といたします。
1.当日予約は緊急のとき限定で!
昔から一定数かかってくる電話の中に「今日相談できますか?」という電話があります。結論から言うと,「やりたくありません。」。
こんなことを書くと普通のFacebookなら炎上するところですが,別にサボりたいから言っているわけではありません。その日の予定は,結構前から決まっているものですし,例え事務所にいる時間でも,溜まっている書類仕事をしたり,電話かけたりメール返したり,いろいろとやらなきゃいけないことはあるわけです。
なので,「今日相談できますか?」という電話をもらうとテンションの下がり方が半端ないわけです。
とはいっても本当に緊急の相談事はあるかもしれませんので,一律に当日相談を拒否してるわけではありません。ご自身の胸に手を当てて,「これは緊急案件だ!」と思う事案の場合には是非ご連絡ください。ちなみに,「今日の午後に相手方との話し合いがあるので,午前中に相談できますか?」という事案は,ご自身で寝かせてしまったことが原因なので,緊急性はないと思料します。
2.金曜日の午後に翌週月曜日の予約をするのはやめて!!
少し考えればわかることですが,土曜日と日曜日は事務所が休みなので,翌週月曜日と言うのは翌営業日なわけです。
確かにご自身の時間の流れからすると,「月曜日って3日後やん。余裕やん。」という感覚なのかもしれませんが,私の時間軸では金曜から月曜にワープしますので,事務所的には3日後ではありません。
これはねえ,メールを送ってこられても土日に返さなきゃいけなくなって休みじゃなくなるし,留守番電話にメッセージを残されると気付くのが月曜日当日というトラップカード発動状態なので,いずれにせよ非常に困るわけです。
あと,世の中の皆さんがなかなか気づかないことなのですが,弁護士というのは結構事務所にいないことが多いので,金曜日の午後というのは月曜日から見るとほとんど余裕がないわけです。
ちなみにこれの応用系で,金曜日の午後に留守番電話が残されていて「土日ってやってますか?」というパターンもあります。残念でした、メッセージに気付いたのは月曜日でした。
3.法律相談後にいつまでもメールを送ってこないで!!!
私は相談時に必ず名刺を渡しているわけですが,その名刺には私のメールアドレスが書いてあるわけです。
また,メールフォームからお問い合わせいただいた場合には,私のメールアドレスから返信を送っているわけなので,相談者の方に私のメールアドレスが知れるわけです。
それはまあいいのですが,法律相談が終わった後も何度もメールでお問い合わせいただく場合があり,その度に思うわけです。「法律相談料請求してもいいかな?」と。
そんな小っちぇえ話すんなよと言われそうですが,一応専門家やってますので,そんなに小っちゃい話でもないと思うんですよね。事務所で法律相談する場合には相談料が発生してるわけですから,メールで相談する場合も基本的には同じですよ。
とかこんなこと書くと,また善良な市民の皆さんが委縮しちゃうわけですが,再度の法律相談の予約とかその後の経過のご報告とかであれば全然問題ありませんので,そんなに気にすることはありません。「今度裁判所に提出する書面の内容をチェックしてもらえますか?」とか言い出さない限りは私もブチぎれたりはしません。
というわけで,今日は年末に聞いておくと得をする,法律事務所のお作法のお話しでした。
年内に少しでも余裕があれば,また何かしら更新したいですね。今年も更新数少なかったので。
それでは,今月中のさらなる更新を全く期待しないでお待ちください。
投稿者: