熊本地震を初めとする災害について
2016.04.19更新
こんにちは。
弁護士の角井です。
すでにご存じのように,平成28年4月14日,熊本地方を中心とした大地震が発生しました。
4月16日未明には本震とみられる大地震が再び発生し,現在に至るまで余震が収まるそぶりは見られません。
熊本には,2回ほど旅行に行きました。1回目は島原で具雑煮を食べてからフェリーに乗り,熊本城を見てから鹿児島方面に移動しました。
2回目も島原で具雑煮を食べてからフェリーに乗り,熊本城を見てから阿蘇山の火口を見に行きました。
今回の地震で崩落した阿蘇大橋も通りましたし,東海大学の阿蘇キャンパスの近くも通りました。
それらの風景が全く変わってしまったことに動揺を隠せません。
長崎で修習をしていたとき,オーセンティックバーの棚に落下防止用の柵がないことが不思議でした。
マスター曰く,長崎には全く地震がないので,落下防止を考える必要がないとのことでした。
柵がないことによってウイスキーのラベルがしっかりと見えるので,大変すばらしいことだと感じていました。
そんな九州の伝統も今回の地震によって変わっていってしまうのかもしれません。
私の修習同期には,九州で仕事をしている人がたくさんいます。
そのうちの一人は,熊本で弁護士をしていますが,今回の地震で避難生活を送っています。
また,小中高の同級生は鹿児島に暮らしていますが,出産を控えた中で物資不足に悩んでいます。
その人たちのことを思うと,心苦しい気持ちでいっぱいになります。
ただ,私にできることがほとんどないということはわかります。
物資を送ろうとしても輸送システムが混乱に陥るだけですし,お金を送るにしても何に使われるのかわかりません。
とりあえず,熊本が誇る球磨焼酎で乾杯し,地震が落ち着いたころには熊本を再び訪れたいと思います。
重要なことは,次から次へと起こる悲しいニュースの中に,今回の出来事を埋没させないことだと思います。
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