Prost!
2015.07.31更新
こんにちは。
横須賀のアダジオ法律事務所の弁護士の角井です。
こうも暑い日が続くと仕事中に考えることはただ一つです。
「キンキンに冷えたビールが飲みたい。」
あ,いや,不真面目キャラを演じているわけではないのですが,素の私はこんな感じですのでご容赦ください。
7月最後のブログは,『いま飲みたい!おすすめのピルスナー』特集をお送りします。
1.「ピルスナー」とは
ピルスナーとは,チェコのピルゼン地方で発明されたビールの種類を指します。日本で売られているビール大手4社の主力製品は,すべてこのピルスナーです。
ピルスナーが生み出されるまでのビールは,いまのような黄金色をしていたわけではなく,ベルギービールに見られるような上面発酵ビールが主流でした。しかし,上面発酵ビールは座菌が繁殖しやすかったことから,15世紀頃,冬にビールを仕込んで洞窟や氷室で貯蔵するようになります。これが下面発酵ビール(ラガービール)の始まりです。
そして,1842年,ピルゼン市でラガービールの生産が始まりますが,ピルゼンの水がヨーロッパでは珍しい軟水であったことから,黄金色のビールが完成します。これが「ピルスナー」と呼ばれるようになり,現在に至ります。
2.おすすめのピルスナー①ピルスナーウルケル(アルコール度4.4%)
先ほど説明したように,ピルスナーは,1842年,チェコで発明されます。そして,何を隠そう,このピルスナーウルケルが世界初のピルスナービールなのです。ちなみに,「ウルケル」とは,「元祖」という意味。
ピルスナー特有のさっぱりとした味わいの中に,奥深いホップのうまみと苦みが感じられます。海外のビールは,日本のビールと違って,それぞれ強烈な個性を持っていますが,このビールも元祖なのに個性が際立つ味わいです。
3.おすすめのピルスナー②イェーバー・ピルスナー(アルコール度4.9%)
イェーバーは,ドイツ北部に位置する都市の名前です。このビールは,「ドイツで一番苦い」と言われるほど強烈な苦みを持っています。
最初に口に入れたときの衝撃はとにかくすさまずいものです。「いやぁ,ピルスナーは好きだけど,この苦さはもはや耐えられないレベル」と一瞬後悔の念が過ります。しかし,その苦味はあっという間に消え去り,後に残るのはホップの豊かな香り。まるで魔法にかけられたようです。食事と一緒に楽しむのもよいですが,これ単体でも素晴らしいアペリティフになり得ます。
4.おすすめのピルスナー③レーベンブロイ(アルコール度5.0%)
レーベンブロイは,世界中で広く流通しているビールですので,ご存知の方も多いことと思います。日本では,アサヒビールがライセンス生産していることで,比較的手に入りやすいですね。レーベンブロイの良さは,「これと言って特徴がないこと」。苦みとうまみと甘みがいいバランスで調和しています。見た目通りの優等生といった感じの味で,いつまででも飲める良酒です。
5.おすすめのピルスナー④台湾ビール 金牌(アルコール度5.0%)
中国の「青島ビール」は有名ですが,台湾ビールはそれに比べてマイナーなイメージがあります。それがどうして,個人的には青島ビールよりも好みです。台湾ビールの特徴としては,何と言ってもその甘み。材料に蓬莱米を使っていることから,米特有の甘い味わいと香りがビール全体を印象付けています。飲みのがもったいなく感じるビールです。
6.おすすめのピルスナー⑤ラーデベルガー(アルコール度5.0%)
とにかくうまい。何がうまいのかと聞かれてもうまく答えられないくらいにうまい。コクがあるのにキレがあり,苦みがあるのにスッと消え,後味は極めてクリア。それもそのはずで,ザクセン王家の御用達として長らくザクセン王に献上されていたビールであり,かつてはあのビスマルクも愛飲していたというから驚き。めったにお目にかかれない真のプレミアムビールである。
興奮しすぎて,最後だけ文語調になってしまいました。文体の揺れはよくないですね。申し訳ありません。
記事を書いていたら自らのビール欲を抑えられなくなりました。さて,今日はちょっといいビールでも買って帰ろうか。
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