栄養補給は視覚から①

2015.07.24更新

 こんにちは。

 横須賀のアダジオ法律事務所の弁護士の角井です。

 

 暑くなってきた途端にブログ更新の回数が減っております。

 あまりいないとは思いますが,読者の皆様には大変申し訳ございません。

 暑くなると脳の活動が鈍りますね。まぁ,寒い時期は足元が冷え込む関係で作業効率が下がります。

 

 さて,そうも言っていられないので久しぶりの更新です。

 最近,何か特筆すべきことがあったかなぁと思い返してみたところ,大量の書籍を購入してしまったことに気付きました。

 

 話は変わりますが,弁護士の仕事というのは他の業種と異なり,「仕入」という概念のない業種です。

 例えば,飲食店であれば,食材を購入して調理することが仕事ですし,工場は原料を加工して新たな工業製品にするのが仕事です。

 そのため,売上げがあっても原価を差し引いてしまうと,ほとんど利益が残らないという事態に陥ります。

 

 弁護士の場合は,専門的知識に基づいて訴訟活動等を行う仕事ですので,仕入というものが必要ありません。

 このことから,他の業種に比べて利益率がよいと考えられています。

 しかし,我々も新たな知識を習得しない限り,日々変化していく社会情勢についていくことができません。

 では,どうするか。それは,新たに書籍を購入して知識を獲得するということが必要になるということです。

 つまり,弁護士にとっての「仕入」は,書籍の購入といっても過言ではありません。

 

 先輩弁護士からは,「決して書籍代をケチってはいけない」と言われます。

 そのためか,本屋さんに行くとついつい財布の紐が緩んでしまうのです。

 以下では,ここ1週間に購入した書籍を順に紹介していきましょう。

 

 

・荒牧重人ほか『解説 子ども条例』(三省堂・2012年)

 

 子ども条例とは,子どもにやさしい街づくりを推進していくために各自治体が制定した自治条例です。私が主に活動している神奈川県では,2007年10月1日から「神奈川県子ども・子育て支援推進条例」が施行されています。本は3部構成で,第1部・子ども条例Q&A,第2部・子ども条例の実際,第3部子ども条例集となっています。子ども条例のことを手っ取り早く理解するにはよい本だと思います。

 

 

・茶園成樹編『著作権法』(有斐閣・2014年)

 

 茶園先生のお名前は,判例六法プロフェッショナルの編者として拝見していましたが,著作権法は,知的財産法という分野の法律なので,授業を受講していなかった私には何か遠い存在のように感じていました。時は下って私も法律家になり,「授業をとっていないからわからない。」という言い訳は通用しなくなってしまいました。しかし,著作権法は法律分野の中でも専門的な領域にあたるため,弁護士でも精通している先生は少数なのではないかと思います。ジャスラックの集団提訴というトピックな話題もありますので,ちゃんと勉強しようと思います。

 

 

・西村健一郎ほか編『よくわかる社会保障法』(有斐閣・2015年)

 

 健康保険・介護保険・年金・労災生活保護など,身近にある制度なのにその実態があまり理解されていない精度があります。いま挙げた社会制度はすべて「社会保障」の一つです。弁護士が法律のことだけ知っていてもダメだということは分かっていますが,社会制度の全てを理解するのはなかなか難しいです。この本は,香里,田辺,新町,千里,小倉という5人の登場人物が会話形式で解説していくスタイルをとっているので,とにかく内容がわかりやすいです。

 

 

・安藤一郎『よくわかる建築のトラブルQ&A』(三省堂・2011年・第2版)

 

 「よくわかる」が連続すると,まるで私の理解力が低いかのように受け取られるから怖いですね。建築を含めた不動産のトラブルは,市の法律相談でも多く見られます。建築紛争の難しいところは,建設業界の専門的知識が必要とされることや法令が頻繁に改正されるところです。この本は,Q&A形式になっているので,探したい情報にすぐにたどり着ける点が素晴らしいと思います。

 

 

・小塚荘一郎=佐藤雅彦編著『宇宙ビジネスのための宇宙法入門』(有斐閣・2015年)

 

 突然スケールが巨大になり過ぎた感がありますね。読者の皆さんにとっても突っ込み所が多すぎてどこから指摘したらいいかわからないのではないでしょうか。この本では,宇宙法を「国際宇宙公法」「国内宇宙法」「宇宙私法」「国際宇宙私法」の4類型に分けて解説しています。まさに,学生時代に国際法を学んでいた私にはうってつけの本です。ちなみに,この本でも触れられていますが,月や火星の土地を買うという行為は,法的には無効ですのでご注意ください。あくまでジョークですので。

 

 

 内容が長くなってきてしまいましたので,続きは次の更新でお伝えします。

投稿者: アダジオ法律事務所

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