毎日の生活を支えてくれるゆかいななかまたち
2015.06.19更新
こんにちは。
横須賀のアダジオ法律事務所の弁護士の角井です。
弁護士の仕事をしていると重要なアイテムが多数あることを実感します。
私は,日常業務で使うアイテムにこだわりを持っていますし,その方がより良いリーガルサービスを提供することにもつながると信じています。
今日は週末ですので,そんなライトなテーマでもどうぞ。
・文房具
文房具には,結構こだわりがありますよ。現在は,パソコンでほとんどの書面を作ってしまいますし,学生時代のように筆記具を使うことはないのですが,それでも,よい文房具に囲まれている生活は上質です。
弁護士会や法テラスからは署名を求めるFAXが送られてくることが多いのですが,その際には極力万年筆でサインするようにしています。好きな万年筆は数多くあるのですが,仕事で普段使いしているのは,セーラー万年筆のプロフィットスタンダードです。安心と信頼のセーラー製という部分と,顔料インクの「極黒」を使えるという点が素晴らしいですね。
この万年筆は,司法試験を受ける際に購入したもので,それ以来修習生生活も一緒に乗り越えてくれました。ペンポイントもいい感じに出来てきましたので,当分はお世話になろうかと思います。
事務所で使っているはさみは,ドイツのヘンケルス社製です。前の事務所にいたときは,事務所備品のはさみが切れず,特に「自由と正義」が入っている袋を切るときにイライラしましたので,その反省からいいはさみを使うようにしています。カッターはメーカー名がわかりませんが,刃が30°の角度という珍しいものであり,非常に切れ味が良いです。事務所の家具を組み立てるときに大活躍しました。
研修会などに参加したときは,青色のペンでメモを取ることにしています。大手予備校の早稲田塾では,青色が集中力を高めてくれる色だということで,青色のペンを使って勉強する人が多いと聞いていました。ちなみに,私は早稲田塾性ではなく,もらったパンフレットからの受け売りです。ソースがしょぼくて申し訳ないです。
法科大学院生の頃から青色ペンを使っていますが,現在使っているのはドイツのステッドラー社の「トリプラスローラー」です。青色というのは赤色に比べて色の幅が広く,水色に近い青から紺色に近い青まで様々です。このステッドラーは,最も青に近い青をしており,非常に気に入っています。ペン自体が長く,普通の筆箱には入らないのが地味に残念ですが,そこも愛嬌の一つでしょう。
・カバン
カバンは,弁護士になってから買ったもので気に入っていた物があったのですが,取っ手部分が折れるという悲劇に襲われましたので,先般買い換えました。
弁護士の仕事は汗もかかない・日も浴びない・動かないと思っている方がいるのですが,はっきりいって体力勝負の職業です。仕事が激務という意味での体力勝負もありますが,純粋に重い荷物を持って長い距離を歩くという意味での体力勝負でもあります。
先月からスマホのアプリで歩数計というものをインストールしてみたのですが,ある日の歩数を測ったら14000歩でした。適正な歩数ってどれくらいなんでしょうか。ちなみに,休みの日に家から一歩も出ない日は300歩程度です。
そういうわけで,前のカバンは取っ手と固定されていた鉄板が金属疲労で断裂してしまったのですね。マチが広いアタッシェケースでいい感じだったのですが,いかんせん私の生活には合わなかったようです。高い皮で出来たダレスバッグは,もう少し優雅な生活ができるようになってから買います。
現在使っているカバンは,エース社制の3ウェイバッグです。現代の若者は,すぐオロビアンコに飛びつく習性がありますが,エース社は伝統ある日本企業です。
カバンを買いに行った際に,店員さんから「どういうカバンがご希望ですか?」と聞かれたので,「リュックタイプでマチが15cm以上あるカバンがいいですね。」と答えたところ,「そんなに具体的な希望を言うお客さんは初めてです。」と驚かれました。私たちの職業をもっと理解していただきたいところですね。
3ウェイなので,背負っても・懸けても・持っても運べます。ファスナーも背負った時の縦型と持った時の横型双方に対応する形状となっており,その細やかな心遣いと高い技術力に感動します。
ちなみに,夜間に車に轢かれないように,振動に反応して背中部分に設置されたLEDが光るのですが,子どもからは「何か光ってる」と言われ,同業者からは「何か光ってる」と言われ,お店のお姉さんからは「何か光ってる」と言われます。発光システムが大人気だということを改めて実感しますね。
・靴
そんな体力勝負の生活ですので,もっとも消耗するのが靴です。靴はその人の人生を語るとはよく言ったものですが,私の場合,短いスパンでスクラップになります。
この度,ほぼ同じような時期に購入した革靴が同じように穴が開き,靴底が裂け,空中分解してしまいました。アロンアルファで固着しながら騙し騙し履いていたのですが,梅雨のシーズンに突入してどうしようもなくなり,本日新たに購入してきました。
靴に関して言えば,本当はジョンロブのシティ2とかエドワードグリーンのチェルシーとか三陽山長の友二郎とか履きたいんですよ。でもそういう仕事じゃないことは,自分自身が一番よくわかっています。あれは,基本的には車で移動して,雨に降られることなんてまずなくて,脱いでいるときはいい靴型を入れておけるような人が履く靴です。
それに対して,私は履きつぶすことを前提として靴選びをしています。
私が履いている靴は,パーフェクトスーツファクトリー(P.S.FA)の靴です。私の足は,ただでさえ無駄に大きいばかりか,幅は広いし甲は高いという事故物件でありまして,自分の足に合う靴を見つけるのは非常に大変なのです。私の半生は,しっくりくる靴探しの旅だったと言っても過言ではないでしょう。
そんな迷いの中に出会ったのがパーフェクトスーツファクトリーの靴だったのです。デザインは秀逸でありながら,大変お求めやすい価格。そして何よりもここの靴は足が痛くならないのです。日本人の足に合わせて作ってあるのか,幅も甲もゆとりがあり,他社の靴ではなかなか合わない私の足でもぴったりフィットします。
今回新しい靴を手に入れたことで,アロンアルファを使うことなく,水たまりのある道でも歩くことができます。素敵な接客をしていただいた横須賀モアーズシティ店のスタッフの方には,この場をお借りして御礼申し上げます。
本当は,最近買ったクニルプスの折り畳み傘の話や銀座伊東屋の本店リニューアルの話もしたいのですが,今日はこのあたりで。
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