薄暮に独りごつ

2015.06.17更新

 こんにちは。弁護士の角井です。

 

 

1.(弁護士の職責の根本基準)

 

 「弁護士は,常に,深い教養の保持と高い品性の陶やに努め,法令及び法律事務に精通しなければならない。」(弁護士法2条)

 

2.ニュース

 

 選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が17日午前,参院本会議で全会一致で可決,成立した。国政選挙では来年夏の参院選から,18,19歳も投票できるようになる見通し。1945年に「25歳以上」から「20歳以上」に引き下げられて以来,70年ぶりの改定となる。

 

3.調べもの

 

 国土交通省国土計画局が2011年に取りまとめた内容によると,我が国の人口は,2004年の1億2748万人をピークとして,中位推計によると2030年には1億1522万人となり,2050年には9515万人となり,2100年には4771万人となり,最も少なく見積もった低位推計では3770万人となる。1868年の明治維新の時の人口は,3330万人である。

 

4.郵便物

 

 関係がなかったので,封を開けることなくシュレッダーにかけた。

 

5.歌人略伝

 

 本名は,若山繁。明治18年8月24日に宮崎県東臼杵郡東郷村坪谷に生まれた。旅と酒と自然を愛した人であり,自然主義文学としての短歌を追求した。北原白秋らと交友を結び,尾上柴舟に師事した。初期の歌風は,青春期のあこがれや不安,孤独そして哀愁を詠う浪漫的なものであった。その後,父親の病気年による帰郷,生活の困窮などによって,内面的な心情を吐露するような暗鬱な歌が多くなった。その頃は,読点の使用などの破格的な形式が増えたが,やがて流麗な調べを取り戻した。昭和3年9月17日,肝硬変により死去。享年44歳。

 

6.若い人たちへの伝言

 

 「つまり,自分自身の原動力は何かということをもっと自覚すべきだろうと思います。それは,社会正義の実現のための使命感かもしれませんし,今までお世話になった人たちへの恩返しということでもいいと思います。辛くなったときにやる気を生み出す素がなければ,この長い戦いを乗り切ることは難しいと思います。ちなみに,私自身の原動力は「怒り」です。それは,現行の制度に対してであったり,弱いものいじめをするような人間であったり,とにかく私の感覚的に受け入れることができない現象であったりするわけです。それによって無駄に傷つくことも多いのですが,怒りを感じることでそれを変えようと努力しますし,それができる仕事をやっているわけですから,自分には合っている方法なのだと思っています。」

 

7.電話

 

 大した用事ではなかった。

 

8.大化の改新

 

 皇極4(645年)6月12日,飛鳥板蓋宮において朝鮮三国が「調」を貢上する儀式が行われた。正殿には皇極天皇が出御して,古人大兄皇子や蘇我入鹿が見守る中,蘇我倉山田石川麻呂が上表文を読み上げていた。そのとき,突如として中大兄皇子が乱入し,佐伯子麻呂と共に入鹿の頭や肩,足を斬った。狼狽する天皇に対し,中大兄はクーデターの正当性を述べ,子麻呂らに命じて入鹿を惨殺した。入鹿の遺体は,蝦夷の邸宅に送られた。そして翌日,蝦夷はその邸宅で自殺した。

 

9.好きノート

 

 谷川俊太郎氏の「好きノート」を購入した。私が書き込まないとノートとして成立しないのだが,何を書いていいのかわからず困る。「一番好きなものは」「一番気に入っているものは」という問いかけは,人を悩みの渦に突き落とし,自分が好きだったものへの猜疑心を植え付ける。谷川氏もそのことに気付いたのか,途中からはそのような聞き方をしなくなった。私が好きな瞬間は,夏の夜に気温が下がり,肌寒さと湿っぽさを感じるときであり,好きな飲み物は「午後の紅茶」のミルクティーである。

 

10.終わり

 

 一日はこうして終わったのだと信じたいがそうもいかない。

投稿者: アダジオ法律事務所

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